誰でもわかる!音楽理論

1.音階の中ではどのコードを使えばいいの?

三和音編

「コードのしくみ」で三和音を学んだあとは音階の中での三和音を見ていきましょう。

音階を学んだ時に、「7つの音で音階が出来ていて、たいていの曲はその7つの音を中心に作られている」と言うような事を書きましたが、コードについても同じような事が言えます。
では今回のサンプルは【イ長調】にしてみましょう。

「イ長調」の構成音はわかりますか?
復習もかねて下記に書いてみましょう!
無地のト音譜
出来ましたか?(わからない人は「音階」を参照
答えは下記です。
イ長調の音階
イ長調なので『ラ』の音から始まる上記のようになります。
これを調号を使って表すと・・・・
イ長調の音階を調号を使って書く
これで表記はすっきりしましたね。
ですが今回は「音階の中での三和音」なのでここからが本番!
・・・といっても簡単です。
上記の各構成音の上に1つおきに音を重ねて行くだけ。
そうすると下記のようになります。
イ長調で使われる三和音
実はこれがイ長調で使われる三和音なのです。
この7つの構成音から出来た7個の和音が『イ長調の中で使われる7つの和音』となるのです。

簡単でしょ?
少し言い方を変えれば、「音階の構成音で作られているコードを使いましょう」という事です。もちろん、皆さんが思い描く有名な曲はこれ以外のコードもちょこちょこ使っていますが、上記のような考え方が基本となっているのです。

次回はこれらの和音をもう少し詳しく見てみましょう!重要なキーワード「主要三和音」が出現!!