2.主要三和音はとっても大事
さて「イ長調のなかで使われる7つの和音」は実際にはどのような和音が使われているのか見てみましょう。ここでも復習をかねて各和音の下にコードネームを書いてみて下さい。調号にきをつけてね!(コードのしくみを参照)答えは下記です。
実際に使われているコードを見てみると・・・・
長三和音・・・3つ
短三和音・・・3つ
減三和音・・・1つ
となります。
そしてその内の1つ『減三和音』は実際にはあまり使われていないのです。ということは【長三和音と短三和音で構成されている】・・・と言うことになります。なので、コードがまだ覚えられない人は「長三和音」と「短三和音」を中心に覚えましょう。
「長三和音と短三和音で構成されている」と言うのは、どの音を主音に置いても(どの調でも)同じです。ハ長調でも、ヘ短調でもホ短調でもみーんな「長三和音」と「短三和音」で構成されています。
そして左から(主音から)順にⅠ・Ⅱ・Ⅲ・・・・・と書いているのが音度名といいますが、後々この記号をよく使うことになるので今の内に頭の隅に置いておいて下さい。(下記参照)
音度名の上に書いてあるのが機能名といいます。(本来はすべての和音に機能名がありますが今は3つだけ)これも後々使うことになるのでこちらも頭の隅に置いておいて下さい。
T=トニック
S=サブドミナント
D=ドミナント
・・・・・・と言います。
さて『主要三和音』という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、上記で機能名をつけた3つを【主要三和音】と言います。そのなのとおり7つの和音の主役ということですね。
今回の「イ長調」の場合だと【 A と D と E 】の3つが主要三和音となります。