誰でもわかる!音楽理論

9. 旋律的短音階(メロディック・マイナー・スケール)の覚え方

次は最後、短音階の3つ目「旋律的短音階(メロディック・マイナー・スケール)」ですが、これがちょっとややこしい・・・?

これは上昇時(ドレミファ・・・)と下降時(ドシラド・・・)で使う音が違うのです。ただ救いが、下降時は自然的短音階と同じなので上昇時だけ覚えればいいのです。

〜 旋律的短音階 〜


上昇時の覚え方は・・・
?旋律的短音階(上昇時)は
主音から「長、短、長、長、長、長、短」で積み重ねられた音階の事です。

「ソ」が主音の旋律的短音階
例題?に音符を入れてみましょう。主音は「ソ」のまま。

「ソ」が主音の旋律的短音階の上昇時

下降時は自然的短音階を反対から(上から)下りてくればいいのです。

「ソ」が主音の旋律的短音階の下降時
例?のつづきですが、できましたか?(下降時は自然的短音階を参照)
これで、 ト短調の旋律的短音階 完成!


これで、3種類の短音階(マイナー・スケール)が終了しました。
この3つはバラバラに使うのではなく混合して使うものだと思いましょう。
一番使うのは、「和声的短音階」かもしれませんね。

短音階も長音階と同じく12個の音それぞれを主音に置いた音階があり、12個それぞれの短音階に今やった「自然的短音階」「和声的短音階」「旋律的短音階」があるので、大変ですが、少しずつ慣れておきましょう。

さて、最後に記譜法(調号)の事ですが、覚えていただきたい事があります。
次回の「調号とは?」で確認して下さい。