誰でもわかる!音楽理論

7. 自然的短音階の覚え方

次は、短音階です。

要領は一緒ですが、短音階は3つの種類があり。それぞれ覚えなくてはいけません。
① 「自然的短音階(ナチュラル・マイナー・スケール)」
② 「和声的短音階(ハーモニック・マイナー・スケール)」
③ 「旋律的短音階(メロディック・マイナー・スケール)」


>〜 自然的短音階 〜


ではまず①自然的短音階から行きましょう。
英語ではナチュラル・マイナー・スケールといいます。英語読みにする方もたくさんいるので頭の隅に置いて下さい。(このサイトでは日本語読みで行きますが・・)

長音階と同じで、7個の音を積み上げていきますが、積み上げ方が少し違います。
自然的短音階(ナチュラル・マイナー・スケール)は
主音から「長、短、長、長、短、長、長」で積み重ねられた音階の事です。

これも例を1つ見てみましょう。
長音階の時と同じく主音を「ソ」にして見ましょう。
「ソ」が主音の自然的短音階


「長、短」の並びが違うだけなのでできましたよね?(「長、短」がわからない人は音程参照)

「ソ」が主音の自然的短音階の完成

やはり、ここでも主音が第i音で階名はドになり、そこからのならびは長音階と一緒です。
(青文字が階名です)


これは音名で「ソ」、日本音名で「ト」を主音に置いた短音階ですから
「ト短調」 となります。
一応英語読みでGマイナー・スケールと言います。


では次回は「ト短調」の和声的短音階(ハーモニック・マイナー・スケール)に行きましょう。