4. 長音階(メジャー・スケール)の覚え方
ここから、本編突入です。前回までに、《音階はある一定の規則にしたがって出来ている》《音楽は12音のうちの7つを使って出来ている》などといってきました。では実際にその規則にしたがって7個の音を選んで見ましょう。
「音階」とは字の通り階段です。
全部で音を7個積み重ねるわけですが、その基準となる音を決めましょう。たいてい市販の本ではドの音を基準として説明するのですが、本サイトでは、あえて『ソ』の音を基準にしてみましょう。
ここで、音程で学んだ事が出てきます。
『ソ』の音を基準に、2度ずつ音を積み重ねるのです。2度と言っても色々ありますが、ここでは「長、長、短、長、長、長、短」の順に積み重ねてみましょう。
下の五線紙に書いてみましょう。
できましたか?答えは下図です。(「長・短」がわからない人は「音程を参照」)
実はこれは「ト長調」という長音階なのです。
英語でいうところのGメジャー・スケールですね。(長音階のことをメジャー・スケールと言います。ドイツ語だとGdurですね。)
基準音から「長、長、短、長、長、長、短」で積み重ねられた音階
のことを言います。
そして基準音のことを「主音」と言います。
(「主音」の他に下属音、属音、導音などは今後、「コード」「和声」を学んでいく段階で覚えることになるでしょう。今は「主音」だけ覚えましょう。)
又、青文字で書かれたものが「階名」になります。「階名とは?」
(ソの事を「ド」、ラの事を「レ」・・・・ファ#の事を「シ」という。)
もちろん、音名は「ソ、ラ、シ、ド、レ、ミ、ファ#、」ですよ。
(なんとなく、わかったかな?)
後、階名だとややこしいので青文字の1つ上、「i、ii、iii、iv・・vii」を使って、「第iii音」「第vi音」と言う風に呼ぶ事もあります。こっちの方が区別できて良いでしょう。
本ブログでも、時々使って、慣れておきましょう。
次回は他の音階を実際に作ってみましょう!