19. 調号と主音の関係〜1〜
楽譜の表記に便利な調号ですが、「調号を見ただけで○○調」と直ぐに判断できるようになりましょう。また、逆に「○○調の時はこの調号」と直ぐに書くことが出来るようにしましょう。(調号については「調号とは」参照)
そんな事は難しい?
いやいや、とっても簡単なんです。
・・・・・1つ、2つのルールを覚えてしまえば・・・。
さて、どんなルールでしょうか?
さっそくやっていきましょう。
まずは調号のないハ長調を書いてみましょう。
(長音階の覚え方を参照)
【ハ長調】
上記がハ長調になりますね。
では次にハ長調の完全5度上のト長調を書いて見てください。
【ト長調】
上記がト長調です。「#」が1つ付きましたね。
では次にト長調の完全5度上のニ長調を書いて見て下さい。
【ニ長調】
上記がニ長調です。「#」が2つ付きました。
・・・・・ん?・・・・・気が付きました?・・・・・もしかして・・・。
では、ニ長調の完全5度上のイ長調を書いて見ましょう。
【イ長調】
上記がイ長調です。
やっぱり!!! 「#」が3つ付いています!!!
そうなんです。調号には法則(関係)があります。
ということで、
調号の覚え方(1)
・完全5度上の音階に行くにしたがって調号の「#」が1つずつ増えていく。を覚えておきましょう。
次回はもう少し続きを。
【参考ページ:調号の一覧】