誰でもわかる!音楽理論

14. 下属音と属音って何?

(1)~(13)までは音階の基本的な部分を見てきましたが、やはり音階に対する慣れなどはとても重要です。覚えることよりも慣れと言った感覚のほうが役に立つでしょう。

今回はその慣れる為の1つの方法として、【主音】と【各構成音】の関係を見て見ましょう。
例題は「長音階の覚え方」で使った『ト長調』で見て行きましょう。

【ト長調】

上記が以前に説明したト長調の音階ですが、これを調号を使って表してみます。
また、「階名」は省略します。参照「音名と階名」

こんな感じになりますね。
皆さんも音階を作ったら調号で表すように心がけましょう。

主音をルート(根音)として作られるコードはT(トニック)と言われ主要三和音の1つですが、下属音をルート(根音)にして作られるコードはS(サブドミナント)と言われ、これも主要三和音の1つ。また、属音をルートにして作られるコードはD(ドミナント)と言われ、これも主要三和音の1つです。(参照「主要三和音」)

この機会に【下属音】【属音】と言う言葉も覚えておいて下さい。
今後使っていくようになると思います。

さて、本題はこの後・・・。